失業保険を満額受給後に就職したい【もらい終わった後は認定日や報告なし】

失業保険を満額受給後に就職するには、毎月の失業認定で求職活動を申告しなければなりません。

就職しないように求職活動していかなきゃならないというジレンマ。

それに、失業保険をもらった後に就職したいと思っても、そんなタイミングよく就職先を見つけるというのはむずかしいものです。

転職サイトを上手に利用すれば、満額受給を目指しながら就職候補を探しておくことができます。

この記事では、失業保険を満額受給後に就職したいという願望を実現する方法、もらい終わったタイミングで就職するにはどうすればよいかを解説します。

たとえば、転職サイトが実施しているセミナーを受講する方法なら、1回の受講が1回分の求職活動実績になります。この方法はあまり知られていませんが、応募とか面接をする必要がないので気楽です。
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満額受給後に就職する

  • 失業保険を毎月もらいながら数ヵ月過ごすことができる。
  • 満額受給後にちょうどよく就職できるとは限らない。
  • 就職手当をもらう権利はなくなる。

    失業保険を満額受給後に就職することにした場合、毎月の失業手当でやりくりしながら数ヵ月を過ごすことができます。

    せっかく失業保険をもらうのだから、なんとか就職を先延ばししたいと思うものです。

    満額受給後に就職できる自信がある人は、失業保険の満額受給を目指しても良いでしょう。

    しかし、満額受給後にタイミングよく就職先が見つかるとは限りません。

    また、失業保険を満額受給した場合は、その時点で就職手当をもらう権利は無くなっていることを知っておくべきです。

    私の場合は失業保険を120日間もらいました。自己都合だったので実際に支給がはじまるまで3ヵ月ほど待ちましたが、そのあと約5ヵ月くらい失業手当をもらいながら過ごすことができました。

    もらい終わった後に就職するには

    • 毎月ハローワークで失業認定してもらう。
    • 失業認定のときに2回の求職活動を申告する。
    • 転職サイトのオファーで就職候補を見張っておく。

      失業保険をもらい終わったあとに就職するには、毎月、ハローワークで失業認定してもらわなければなりません。

      この失業認定してもらい続けるというのは、やってみるとけっこう大変です。失業認定では、毎回、2回分の求職活動実績を申告する必要があるからです。

      失業していながらも積極的に就職しようとしている人に対して、失業保険は支給されることになっています。

      失業認定で2回の求職活動を申告

      失業保険をもらっていくためには、毎月の失業認定で、その月におこなった就職活動を実績として申告する必要があります。

      就職活動のノルマは、毎月2回。

      「積極的に就職しようとしている。」という姿勢を、就職活動2回で示すというわけです。

      失業保険をもらった後に就職したいという気持ちはよくわかりますが、失業保険をもらい続けていくというのも大変な労力だったりします。

      転職サイトのオファーを活用

      失業保険をもらい終わった後に就職したいと思っても、ちょうどよく就職先が見つかるとは限りません。むしろ、タイミングよく就職できる可能性は低いでしょう。

      そのため、失業保険をもらいながら、ある程度は就職先を探しておかなければなりません。

      転職サイトのオファーを活用するのは、とても効率的な方法です。オファーなら、こちらから動く必要はなく、自分の経歴やスキルに興味を持ってくれた企業側からアプローチしてくれます。

      また、転職サイトのなかには転職セミナーを実施しているところがあります。

      転職セミナーってなんですか?

      転職のための経歴書の書き方や自己分析のやり方などをレクチャーしてくれるセミナーです。

      転職セミナーを受講する方法でも、1回のセミナー受講が求職活動実績1回分になるので、失業保険を受給中なら積極的に利用していくと良いでしょう。

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      満額受給後は就職の報告なし

      失業保険を満額受給後に就職した場合、ハローワークに報告する必要はありません。

      就職したことをハローワークに報告しなければならないのは、就職手当をもらいたい場合です。

      ただ、失業保険を満額受給した時点で、就職手当をもらう権利はすでに無くなっているので、ハローワークに報告する意味はありません。

      満額受給した場合は就職手当はなし

      失業保険を満額受給した場合は、就職手当はもらえません。

      就職手当は、失業保険の残日数分を一時金として支給してもらえます。

      • 残日数が給付日数の2/3以上あれば、その7割
      • 残日数が給付日数の1/3以上あれば、その6割
      • 残日数が給付日数の1/3未満なら、手当なし

      つまり、満額受給することを選ぶと、就職手当をあきらめることになります。

      満額受給後は認定日なし

      失業保険を満額受給後は、それ以降にハローワークの認定日はありません。

      失業保険を満額受給したあとは当然、失業保険をもらう権利がなくなるので、ハローワークに失業認定に行く必要もなくなります。

      私の場合は、失業認定の最終回のときにハローワークの職員から「今回で失業保険の支給は終わりです。」と言われました。

      失業保険を満額受給後は、もう認定日はないのでハローワークに行く櫃業はありません。

      認定日の最終回にハローワークに行けば、そのまま失業保険の支給は終了します。

      まとめ

      • 失業保険を満額受給後に就職することにした場合、毎月の失業手当でやりくりしながら数ヵ月を過ごすことができる。
      • 失業保険をもらっていくためには、毎月の失業認定で、その月におこなった就職活動を実績として申告する必要がある。
      • 失業保険をもらいながら、ある程度は就職先を探しておかなければならない。転職サイトのオファーを活用するのは、とても効率的な方法。
      • 失業保険を満額受給後に就職した場合、ハローワークに報告する必要はない。
      • 失業保険を満額受給後は、それ以降にハローワークの認定日はない。
      • 転職サイトが実施しているセミナーを受講する方法なら、1回の受講が1回分の求職活動実績になる。この方法はあまり知られていませんが、応募とか面接をする必要がないので気楽