失業保険だけでは生活できないと実感【待機期間は生活費が足りない】

実際に失業保険をもらっている人の多くが、「失業保険だけでは生活できない。」と実感しているはずです。

私も失業中は、

できるだけお金がかからないように生活したい。

という一心でした。

とくに自己都合で辞めた場合は、2ヵ月間の給付制限(失業手当の支給を待機させられる期間)があります。

失業保険だけでは生活できない。と感じている人はバイトすることをまず検討して見ると良いでしょう。給付制限中はわりと自由にバイトしても問題ありません。

失業保険を受給するためには毎月、失業認定を受けなければなりません。失業認定では、毎月2回の求職活動を実績として申告する必要があります。転職サイトのセミナーを受講する方法なら、応募や面接をする必要が無いので気楽です。
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失業保険だけでは生活できない

  • 失業手当は前職の給与の半額くらいだった。
  • 自己都合で退職したので給付制限があり、1回目の支給まで実質3ヵ月くらいかかった。
  • 給付制限の間は貯蓄(貯金)を切り崩して乗り切っていた。
  • 外食したり飲みに行ったりすることはほとんどできなかった。
  • 家賃の安いところに引っ越してから仕事を辞めればよかったと思った。

    私は自己都合で退職して失業手当をもらっていましたが、とくに給付制限中は失業保険だけでは生活できないことを実感しました。

    給付制限は2ヵ月間ですが、その言葉どおりに「2ヵ月だけ乗り切ればいい。」と思っていると痛い目に合います。

    自己都合の場合、1回目の失業手当が支給されるのは実質3ヵ月後になります。

    1回目の失業手当が支給されるまでの3ヵ月間を乗り切るためには、ある程度の貯蓄(貯金)が無いと厳しいと思います。

    私は幸い貯蓄していたので、その貯蓄を切り崩しながらなんとか乗り切りました。

    でも、ごはんや飲みに誘われてもほとんど行くことはできませんでした。

    正直、家賃の安いところに引っ越してから仕事を辞めればよかった。と思いました。

    私自身も「失業保険だけでは生活できない。」と実感した一人です。

     失業保険で生活できないケース

    • 前職の給与が低い
    • 貯蓄がぜんぜん無い
    • 奨学金やローンの返済がある
    • 家賃が高い
    • 自己都合退職で給付制限がある

      失業保険で生活できないケースには、上のような原因があります。

      失業保険では毎月、給与のように失業手当が支給されますが、その額はだいたい前職の給与の半額くらいが目安となります。

      そのため、前職の給与がそれほど高くなく、もともとギリギリで生活している人は失業保険で生活できない状況になるでしょう。

      貯蓄がぜんぜん無い場合、失業手当だけで今までどおりの生活を続けるのは難しいかもしれません。

      借金やローンの返済がある人も、失業手当だけでは生活が厳しくなるでしょう。

      一人暮らしの人は家賃がもっとも生活費を圧迫します。もし可能なら、失業中は実家に戻るなど家賃がかからないようにできれば生活はとても楽になります。

      自己都合で退職した場合は給付制限があります。この給付制限2ヵ月間が一番きついかもしれません。給付制限中は失業手当はまったくもらえないので、自力で乗り切るしか方法がないのです。

      お金を貯めておくことの大切さを実感しますね。

      待機期間に生活できない

      • 2ヵ月の待機期間は、正しくは給付制限。
      • 給付制限中のバイトには、週20時間などのしばりは無い。
      • 雇用保険に加入しない程度に働けばよい。

        失業保険で、自己都合で退職した場合に支給開始まで待期させられる期間を「給付制限」と言います。

        以前は3ヵ月間でしたが、令和2年10月から2ヵ月間に短縮されました。

        給付制限中は、じつはバイトしても大丈夫です。失業手当をもらえない期間ですが、バイトをすれば給付制限を乗り切ることができるかもしれません。

        失業保険受給中のバイトには制限があり、よく聞くのが「週20時間」のしばりです。

        給付制限中のバイトには、このしばりがありません。給付制限は、失業保険を受給する前段階だからです。

        そのため、次のことに注意すればバイトしながら給付制限を乗り切ることができるはずです。

        • 雇用保険に加入しないこと。(雇用保険に加入すると失業保険を受給できなくなる)
        • 30日を超えるバイトの契約をしないこと。(30日を超える場合は雇用保険の加入義務がある)
        • あまり働き過ぎないこと。(ハローワークに労働とみなされてしまう)

        生活費が足りない場合

        • バイトをする。
        • 生活費の固定費を見直す。
        • 年金を免除してもらう。

        失業保険だけでは生活費が足りない場合、上のような方法で多少は生活費の負担を軽くできます。

        バイトをする

        失業保険だけでは生活費が足りない場合、バイトをするのがもっとも手っ取り早い方法と言えます。

        しかし、次のことを知っておかなければなりません。

        • 失業保険の支給が開始されたら、「週20時間」などの制限がある。
        • バイトで得た収入は、失業認定のときに必ず申告しなければならない。
        • バイトの収入が多い日があると、その日の分の失業手当は支給されない。

        固定費を見直す

        失業中は、生活費の中に占める固定費を見直す良い機会かもしれません。

        固定費とは、家賃や水道光熱費、通信費(スマホやネット)など、毎月決まってかかる費用のことです。

        • スマホの料金プランをもっと安いプランに変更できないか。
        • 動画や音楽のサブスクなどを契約している場合は、解除できないか。

        というあたりを検討してみると良いでしょう。

        年金を免除する

        失業中は年金を免除(または減額)してもらえることがあります。

        居住地の役所でお願いすれば手続きできます。

        また、税金や健康保険も自分で納めるように手続きすることになりますが、これらは免除することができません。

        まとめ

        • 自己都合の場合、1回目の失業手当が支給されるのは実質3ヵ月後になる。
        • 1回目の失業手当が支給されるまでの3ヵ月間を乗り切るためには、ある程度の貯蓄(貯金)が無いと厳しい。
        • 失業保険では毎月、給与のように失業手当が支給されるが、その額はだいたい前職の給与の半額くらいが目安。
        • 給付制限中は、じつはバイトしても大丈夫。バイトをすれば給付制限を乗り切ることができる。
        • 生活費が足りない場合、バイトをする、固定費を見直す、年金を免除してもらうなどの方法で生活費の負担を軽くできる。
        • 失業認定では、毎月2回の求職活動を実績として申告する必要がある。転職サイトのセミナーを受講する方法なら、応募や面接をする必要が無いので気楽。