面接辞退しても求職活動実績になる理由【どう書けばいいか】

ハローワークで紹介されたり、求人サイトで応募したりすると、面接に進むことがあります。

求職活動実績が目的の場合、面接辞退したくなるでしょう。

面接を辞退しても、職業相談した時点、応募した時点で実績になっています。そのため、失業認定申告書にも「面接辞退」とは書かなくても大丈夫です。

もし求職活動実績が目的なら、転職セミナーを受講する方法で求職活動するのが最良と言えます。応募や面接をしなくて済むからです。

この記事では、面接辞退でも求職活動実績になる理由について解説します。

ハローワーク職業相談で求職活動実績作り【持ち物・流れ・コツを解説】

面接辞退でも求職活動実績

  • ハローワークの紹介で面接することになり辞退したとしても、職業相談した時点で実績だから。
  • 求人サイトで応募して面接することになり辞退したとしても、応募した時点で実績だから。
  • 面接したかどうかは、求職活動実績とは関係ない。

面接辞退したことを求職活動実績にすることはできません。

面接辞退したとしても、その会社への応募が求職活動実績になっています。

ハローワークで職業相談して面接することになった場合は、辞退しようが面接しようが、職業相談したことが実績になっています。

ハローワークの紹介を辞退しても実績

ハローワークに紹介されて企業と面接することになった場合、その面接を辞退しても、職業相談したことが求職活動実績になっています。

ハローワークで職業相談した時点で実績だからです。

職業相談すると雇用保険受給資格者証にスタンプを押してもらえます。そのスタンプが求職活動の証拠になります。

求人サイトで応募して辞退しても実績

求人サイトで応募して面接することになった場合、その面接を辞退しても、応募したことが求職活動実績になっています。

求人への応募は、1社の応募が実績1回分だからです。

求人サイトで求人に応募する方法なら、サイト内でプロフィールを送信するかたちで応募できるので簡便です。2社に応募すれば一気に2回分の求職活動実績になります。

1日で2回分!インターネット応募で求職活動実績~辞退も解説

面接前は実績にならない

  • 面接前の「面接予定」というのは実績にならない。
  • 企業や事業所に連絡して、応募する間もなく面接をした場合は、その面接日が求職活動実績になる。

    求職活動実績には、次のようなルールがあります。

    書類選考、筆記試験、採用面接等が1つの求人に係る一連の選考過程である場合には、そのいずれまでを受けたかにかかわらず、1回の応募として取り扱います。

    分かりやすく言うと、1社における選考過程は、1回の求職活動実績にしかならない。ということです。

    ほとんどのケースが、応募から面接に進むことになるでしょう。つまり、応募したことを求職活動実績にするのだから、それ以降の面接などはいちいち実績にはできないというわけです。

    当然、「面接予定」というのも実績にはできません。何もしていないのと同じです。

    どこかの会社に応募して実績、面接したからまた実績。というのはダメ?

    ダメです。1社が実績1回なので、応募した時点で実績1回です。

    面接後に辞退しても実績

    企業と面接後に辞退しても、職業相談や応募が求職活動実績になります。失業認定申告書への記入は「選考結果待ち」としておくのが妥当です。

    面接を辞退したとしても、考えようによっては選考は続いていると言うことができます。もしあなたが「面接辞退します」と言っても、企業があきらめずに選考を続けている可能性があるからです。

    「やっぱり当社にはあなたが必要です。ぜひ一度、面接の機会をつくりませんか。」と、また返事をしてくる可能性が残っていると考えることもできます。

    面接辞退するときは、なるべくメールでお断りするようにします。これで企業からの返事を待っている状態にできます。(たぶん返事は来ないでしょうけれど笑)

    面接辞退する場合の対処

    • 面接予定の企業に、辞退することを連絡する。
    • 失業認定申告書に辞退したことを書く必要はない。

    面接辞退する場合は、企業に面接辞退することを連絡する必要があります。面接当日に辞退する場合は急いで連絡しなければなりません。

    企業に面接辞退の連絡をするときは、次のように伝えると良いでしょう。

    「先に他社でご縁があり、そちらで検討を進めております。面接の機会をいただいたのに申し訳ございません。この度はありがとうございました。」

    失業認定申告書 記入例

    • 求職活動の方法:(ア)
    • 活動日:職業相談を受けた日付
    • 利用した機関の名称:職業相談を受けたハローワーク名・施設名
    • 求職活動の内容:「職業相談」

    面接辞退した場合でも、職業相談を求職活動実績1回分として申告します。

    面接辞退したことをわざわざ書く必要はありません。職業相談や職業紹介を受けたことが求職活動実績になります。むしろ、書けば書くほど失業認定のときに突っ込まれます。

    実績目的だから面接落ちたい

    求職活動実績が目的の場合、「面接落ちたい」と思うかもしれません。

    ハローワーク職業相談で求職活動すると、紹介されて面接することになってしまいます。

    もし、求職活動実績が目的なら、できるだけ紹介されないようにするのがコツです。

    そもそも、面接とは無縁の求職活動があります。

    実績目的ならセミナーが最良

    面接をするから求職活動が大変になってしまいます。

    面接をしないで求職活動実績にできるのは、転職サイトのセミナーを受講する方法です。

    転職サイトには、転職に関する内容のセミナーを実施しているところがあります。

    転職セミナーを受講すると1回の受講が求職活動実績1回分になります。セミナーなら、そもそも応募や面接をしないで済むため気楽です。

    もし求職活動実績が目的なら、転職セミナーを受講する方法で求職活動するのが最良と言えます。

    【参加証明書付き】オンラインセミナーも求職活動実績になる

    まとめ

    • 面接辞退したことを求職活動実績にすることはできない。
    • ハローワークに紹介されて企業と面接することになった場合、その面接を辞退しても、職業相談したことが求職活動実績になっている。
    • 求人サイトで応募して面接することになった場合、その面接を辞退しても、応募したことが求職活動実績になっている。
    • 1社における選考過程は、1回の求職活動実績にしかならない。応募したことを求職活動実績にするのだから、それ以降の面接などはいちいち実績にはできない。
    • 企業と面接後に辞退しても、職業相談や応募が求職活動実績になる。
    • もし求職活動実績が目的なら、転職セミナーを受講する方法で求職活動するのが最良。応募や面接をしなくて済む。