失業認定申告書に書いてある「職業紹介事業者」ってなんだろう。
「職業紹介事業者による職業相談」って実績になるの?
職業紹介事業者で相談・面談すると、求職活動実績にできます。1回の相談・面談が実績1回分になります。職業紹介事業者とは、わかりやすく言うと転職支援サービス・エージェントのことです。
ハローワークで職業相談すると求職活動実績になることは知られていますが、ハローワークに限らず職業紹介事業者での職業相談も求職活動実績になります。
この記事では、転職サービス・エージェントとの相談・面談を求職活動実績にする方法を解説します。
目次
ハローワーク以外の仕事の探し方
ハローワーク以外の仕事の探し方として一般的なのは、求人を公開している転職サイトを利用する方法です。
ハローワークの求人を見飽きてしまって、ハローワーク以外で仕事を探したいと思う人もいるでしょう。
数は少ないですが、自分で求人を探して応募できる転職サイトもあります。こういった転職サイトで応募すれば、1社への応募を1回分の求職活動実績として申告できます。
転職サイトでの求職活動実績
(1) 求人への応募(応募書類の送付、面接、オンライン自主応募)
※ただし、書類選考、筆記試験、採用面接等が1つの求人に係る一連の選考過程である場合には、そのいずれまでを受けたかにかかわらず、1回の応募として取り扱います。
自分で求人に応募できる転職サイトで求人に応募すると「オンライン自主応募」にあたるので求職活動実績になります。
応募する場合は、転職サイトに登録して、サイト内で履歴書・職務経歴書を入力作成し、求人ページで送信ボタンを押すかたちで応募します。
応募が完了した時点で求職活動実績にできます。
1社への応募が実績1回分になります。もし、失業認定まで時間がないときは2社に応募すれば実績2回分にできます。
転職サイトで求人に応募する方法は、こちらの記事で解説しています。
ハローワーク以外の職業紹介事業者
失業認定申告書 3-(1) (イ)「職業紹介事業者による…」の文字がある。
失業認定申告書に書いてある「職業紹介事業者による…」の文字を見て、「実績として申告できそうだけど…何なの?」と疑問に思った人もいるでしょう。
ハローワーク以外の職業紹介事業者とは、いわゆる転職支援サービス・エージェントのことです。
たとえば、転職エージェントに登録して、カウンセリングやキャリア面談をおこなった場合は、その相談が職業相談にあたり、求職活動実績として申告できます。
転職エージェントの求職活動実績
(3) 許可・届出のある職業紹介事業者が実施するもの
求職申込み、職業相談、職業紹介、求職活動方法等を指導するセミナー
登録に際して希望条件面等について話し合う場合、具体的な求人の提示があり、それに答える場合など、職業紹介事業者との間でやりとりがあれば求職活動実績になります。
東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』
転職支援サービス・エージェントでの相談・面談も「職業紹介事業者による職業相談」にあたるので求職活動実績になります。
具体的には、次のような活動が求職活動実績になります。
- 転職支援サービス・エージェントで転職に関する相談・面談をした。
- 転職エージェントに行って利用登録した際に、希望条件について話し合った。
- 登録している転職エージェントから転職先を紹介されて話し合った。
このほか、転職エージェントが実施している求職活動方法等を指導するセミナーを受講する方法でも求職活動実績になります。
ハローワーク以外での求職活動
- 転職サイトでの求人への応募 → (2) 「事業所の求人に応募したことがある場合」にあたる。
- 転職エージェントでのカウンセリング・キャリア面談などの相談 → 3-(1) (イ)「職業紹介事業者による職業相談」にあたる。
- 転職フェアでの個別ブースの面談 → 3-(1) (イ)「職業紹介事業者による職業相談」にあたる。
ハローワーク以外での求職活動とは、おもに転職サイトや転職エージェントを利用した就職活動となります。
応募や相談のほかに、転職サイトが実施する転職フェアやセミナーなどのイベントも求職活動実績にできます。
転職フェアでの求職活動実績
転職フェアを定期的に開催している転職サイトがあります。転職フェアに参加して、企業の担当者と個別相談をした場合は、その相談は求職活動にあたります。
1社との相談・面談が1回分の求職活動実績になります。
転職フェアで気をつけなければならないのは、転職フェアに参加しただけでは求職活動にならない点です。
求職活動として見てもらえるのは、たとえば企業ブースに行って担当者と個別相談した場合です。相談・面談したことが実績になります。
転職セミナーでの求職活動実績
転職セミナーを随時実施している転職サイトがあります。転職サイトに無料登録して、セミナーに申込み、受講が完了すると求職活動実績になります。
1回のセミナー受講が1回分の求職活動実績になります。
セミナーの場合は、応募や面接をしなくて済むので、求職活動実績をつくる方法として気楽です。
受講証明書を出してくれる転職サイトもあるので、失業認定でも安心して申告できます。
転職サイトでセミナーを受講する方法は、こちらの記事で解説しています。
まとめ
- ハローワーク以外の仕事の探し方として一般的なのは、求人を公開している転職サイトを利用する方法。
- 自分で求人に応募できる転職サイトで求人に応募すると「オンライン自主応募」にあたるので求職活動実績になる。
- ハローワーク以外の職業紹介事業者とは、いわゆる転職支援サービス・エージェントのこと。
- 転職支援サービス・エージェントでの相談・面談も「職業紹介事業者による職業相談」にあたるので求職活動実績になる。
- ハローワーク以外での求職活動とは、おもに転職サイトや転職エージェントを利用した就職活動となる。
- 求人を公開している転職サイトで求人に応募する方法や、転職エージェントが実施しているセミナーを受講する方法でも求職活動実績になる。