【気を付けて!】ハローワークで言ってはいけないこと

ハローワークで言ってはいけないことは、次のようなことです。

  • 仕事探しの意欲を疑われるようなこと。
  • 失業保険を受給する権利が無い場合に相当すること。
  • 失業手当を支給されなくなる場合に相当すること。

まず、言ってはいけないことは、仕事探しの意欲を疑われるようなことです。

ハローワークでは仕事を探したり紹介を受けるときに、相談員と話す(相談する)ことになります。その相談の場で、

「まだ仕事を始める気になってなくて。ちょっとゆっくりしようかと…。」

などと言ってしまうのはマズイです。

失業保険の支給は「積極的に就職しようとする気持ちがあること」が前提になっているため、言ってはいけないことを絶対に言わないように気を付けるべきです。

もし実績が欲しい場合は、転職サイトのセミナーを受講する方法でも実績にできます。セミナーなら、選考や面談をしなくて済むので気楽です。
ハローワーク職業相談で求職活動実績作り【持ち物・流れ・コツを解説】

言ってはいけないこととは

  • 「すぐに働くつもりはない」
  • 「紹介されても応じられない」
  • 「病気・ケガ・妊娠で働くことができない」
  • 「自分で仕事を始めるつもり」
  • 「バイトしている」

    ハローワークで言ってはいけないことは、失業保険を受給する権利がない人に相当することです。

    失業保険には、「積極的に就職する意思があり、すぐに働ける状態にある人」の失業中の生活を支援する目的があります。

    すぐに就職したくない気持ちであったり、病気・ケガ・妊娠で働ける状況になかったりすると、そもそも失業保険をもらうことはできません。

    たとえ仕事を紹介されたくなくても、すぐに働きたくなくても、そういうことは口に出すべきではありません。

    もし、すぐに働きたくないけど、求職活動実績は欲しいという人は、ハローワークを利用しない方法で求職活動すると良いでしょう。

    たとえば、転職サイトが実施しているセミナーを受講すると求職活動実績になります。応募や面接をしなくて済むので気楽です。

    【参加証明書付き】オンラインセミナーも求職活動実績になる

    すぐに働くつもりはない

    失業保険を受給しているけど「ちょっとゆっくりしたい」「すぐに働くつもりはない」という気持ちになっている人は多いかもしれません。

    実際に、仕事をせずに失業手当で生活できる機会というのは人生のうちの限られた休暇のようにも感じられるでしょう。

    しかし、ハローワークに行ったときに「すぐに働くつもりはない」というのは言ってはいけないことです。

    すぐに働くつもりが無い人は、そもそも失業手当を受給する権利がありません。

    失業手当には「積極的に仕事探ししているけど、なかなか就職できない状態にある人を支援する」という前提があります。

    もし、すぐに働くつもりはないとしても、その気持ちは自分の中にとどめておいて、ハローワークでは積極的に仕事探しする姿勢を見せておくのが望ましいです。

    ハローワークで相談をすれば、その相談が実績になります。積極的に仕事探ししている姿勢を見せつつ、相談を早く済ませる方法をこちらの記事で解説しています。

    紹介されても応じられない

    ハローワークで相談して仕事紹介されると活動実績になるため、それを目的に相談する人も多いはずです。

    でも、本音を言えば「まだ働きたくないから、仕事紹介には応じたくない。」という気持ちもあるでしょう。

    でも、「仕事紹介には応じられません。」というのは言ってはいけないことです。積極的に仕事探ししているようには見えず、意欲を疑われてしまいます。

    ハローワークの仕事紹介を何度も断って、仕事を探す意欲が無いとみなされると、失業手当の支給が停止されることがあります。

    ハローワークで仕事紹介されると、紹介された企業にアクションを起こさなければならなくなります。もし、「いま仕事紹介されるとちょっと困る。」という人は、ハローワークで仕事紹介してもらうのではなく、別の方法で求職活動するのがよいでしょう。

    もし活動実績だけが欲しい場合は、転職サイトのセミナーを受講する方法で実績にできます。セミナーなら選考や面談をしなくて済むので気楽です。

    病気・ケガ・妊娠で働くことができない

    病気・ケガ・妊娠ですぐに働くことができない状態にある人は、そもそも失業保険を受給する権利が無い人に当てはまります。

    これを知らずに失業保険を受給してしまっている人がいるかもしれません。

    もし、病気・ケガが理由ですぐに働けないのに失業保険を受給している場合は、その状態でも働ける環境の仕事を探す姿勢を見せるのが良いでしょう。

    妊娠している場合は、出産後まで働くことが難しいため、ハローワークに打ち明けて相談するのが望ましいです。受給期間を延長できます。

    自分で仕事を始めるつもり

    自分で仕事を始める(自営業を始める)人は、失業保険を受給する権利が無い人に当てはまります。

    失業保険には、「就職するつもりでありながら、就職が見つからない人の生活を支援する」という目的があります。

    失業保険(雇用保険)は、労働者が払う雇用保険料で成り立つ制度なので、雇用保険に加入する見込みがなければ受給できないのです。

    しかし、失業保険の受給中は仕事を探していたけど、結局、仕事が見つからなくて自営業を始めるケースもあるでしょう。

    「自分で仕事を始めるかもしれない。」という考えは心にしまっておいて、就職するつもりで仕事を探している姿勢を見せるのが得策です。

    ハローワークで仕事探しするよりも、転職サイトのセミナーを受講する方法で実績をつくりながら受給する方が良いでしょう。できるだけハローワークに近づかないのが賢明です。

    バイトしている

    失業保険を受給中にバイトをしたらダメだと思っている人もいるかもしれません。

    でも、受給中のバイトは認められています。ただし、バイトした日数や収入をハローワークに正しく申告しなければなりません。

    でも、ハローワークで相談をしているときなどに、バイトしていることを言わない方が良いでしょう。

    ハローワークの相談員が使っているパソコンはハローワークのネットワークで職員に情報共有されています。バイトの申告があった受給者を厳しくチェックしています。

    チェックがさらに厳しくなる可能性が高く、いままでの申告が正しいかどうかをさかのぼって確認されることもあります。バイトの収入が多すぎると判断されると失業保険の支給が停止されることもあります。

    バイトしていることをハローワークの相談などでわざわざ話す必要はなく、認定のときの申告書で申告すれば良いです。

    まとめ

    • まず、ハローワークで言ってはいけないことは、仕事探しの意欲を疑われるようなこと。
    • たとえ仕事を紹介されたくなくても、すぐに働きたくなくても、そういうことは口に出すべきではない。
    • ハローワークの仕事紹介に応じられない。というのは言ってはいけない。積極的に仕事探ししているようには見えず、意欲を疑われる。
    • すぐに働くつもりはない人、病気・ケガ・妊娠で働くことができない人、自分で仕事を始めるつもりがある人は、そもそも失業保険を受給する権利がない。
    • 受給中のバイトは認められているが、バイトしていることをハローワークの相談などでわざわざ話す必要はない。