職業訓練相談ってどうやって相談すればいいんだろう。
相談を受けたら、必ず申し込まなきゃならないのかな。
ハローワークで職業訓練の相談をすると、求職活動実績にできます。1回の相談が求職活動実績1回分になります。
職業訓練に関することなら何でも相談できますが、職業訓練校の応募倍率について聞くのが簡便です。(その場で職業訓練校に申し込みすることにはならないので心配しなくて大丈夫です。)
この記事では、ハローワーク職業訓練相談の相談方法・質問内容を解説します。※職業訓練相談が短時間で終わる質問方法があります。
目次
職業訓練相談で実績とは
- ハローワークで職業訓練の相談をすると求職活動実績になる。
- 1回の相談が求職活動実績1回分。
- 職業訓練校説明会への参加も求職活動実績。
職業訓練相談はハローワークの求職活動のひとつなので、相談すると必ず実績になります。
職業訓練校に申し込みする・しないは、実績に関係ありません。職業訓練の相談を受けた時点で求職活動実績です。
職業訓練校説明会も実績
ハローワークが実施する職業訓練説明会に参加すると、求職活動実績にできます。1回の説明会への参加が求職活動実績1回分になります。
職業訓練説明会とは、会場に職業訓練校がブースを設置して、そのブースで職業訓練の内容や説明をおこなうかたちの、いわゆる合同説明会です。
職業訓練説明会の案内は、ハローワークに置いてあるパンフレットやハローワークのホームページで入手できます。
参加すれば求職活動実績になるので、実績をつくりたい人はハローワークでチェックしてみるとよいでしょう。
職業訓練の相談方法・手順
- 一般教育訓練のパンフレットを入手して、相談する職業訓練を選んでおく。
- 一般教育訓練のパンフレットを持って、ハローワークの受付で職業訓練相談を申し込む。
職業訓練の相談をしたいです。
- 職業訓練相談で、職業訓練の応募倍率をたずねる。
この職業訓練の倍率ってどのくらいなんですか?
- 応募倍率を教えてもらったら、お礼を言って相談を終わりにする。
ありがとうございました。検討してみます。
興味がある資格やスキルを職業訓練で身に付けたいと思ったことがあるなら、遠慮なくハローワークで相談してみるとよいです。
職業訓練の相談を受けるだけで、その相談が求職活動実績になるので便利です。
もし、求職活動実績だけが目的なら、訓練の倍率(競争率)を聞いて、「倍率、けっこう高いんですね。検討してみます。」という流れにすれば相談が短時間で済みます。
あとは、雇用保険受給資格者証にスタンプをもらって終了です。
職業訓練の相談のスタンプ
これは、私の雇用保険受給資格者証です。一番最初(左上)のスタンプが職業訓練相談のときのものです。(スタンプの字が小さいので、スマホの方は拡大して見てください。)
1. 5. 15 訓練相談 新宿・訓練
このようなスタンプをもらえるので、これが求職活動実績1回分の証拠になります。
私も職業訓練の相談を受けましたが、結局、職業訓練の申し込みはしませんでした。失業認定では、このときの相談を実績1回分として申告書に記入し、問題なく認定してもらいました。残りの1回分は転職サイトでセミナーを受講する方法で実績にしました。
職業訓練相談の質問方法
- 職業訓練とはどのようなものか
- 自分にはどんな職業訓練が向いているか
- 職業訓練校にはどのように申し込みするか
職業訓練に関する上のようなことを相談できます。自分には何の職業訓練が向いているのか分からない人は、それを相談しても大丈夫です。
職業訓練相談が短時間で終わる質問方法は、相談員に職業訓練の応募倍率(人気度)を聞くことです。
相談員が調べることができるのは、公共職業訓練の倍率です。
相談員に気になった職業訓練について「この職業訓練の倍率ってどのくらいなんですか?」と質問します。相談員は、過去の倍率をもとに今期の倍率を教えてくれます。
倍率を教えてもらったら、お礼を言って職業訓練相談は終了になります。
訓練期間による失業給付の延長
公共職業訓練を受ける場合は失業給付期間を延長できる制度を利用できます。職業訓練の相談のときには、失業給付期間の延長についても一緒に聞いてみるとよいでしょう。
なぜ応募倍率を質問することが、相談になるのか
職業訓練の応募倍率は公開されていないので、相談員に聞くしかありません。だから、ハローワークで相談窓口に行くしかないということになります。
職業訓練校には定員があり、倍率が高いと入校できない可能性があります。あらかじめ応募倍率(競争率)を知っておきたいと思うのは動機としても自然なことです。
倍率が高ければ職業訓練をあきらめるという判断もできるし、倍率を含めて検討していく姿勢で相談するとよいでしょう。
職業訓練の探し方・選び方
- 探し方:職業訓練(パンフレットなど)の中から探すこと
- 選び方:職歴と関連する分野の職業訓練を選ぶこと
ハローワークには、公共職業訓練のパンフレットが置かれています。このパンフレットから職業訓練を探すのが簡便です。
職業訓練を選ぶときは、職歴と関連する分野の職業訓練を選ぶのが、動機として自然です。
もちろん、別分野の職業訓練を選んでも構いません。だた、その動機をしっかり説明できるように準備しておく必要があります。
職業訓練(パンフレットなど)の中から探すこと
相談する職業訓練は、公共職業訓練の中から探すようにします。上のようなパンフレットが、ハローワークに置かれています。
このパンフレットから、相談する職業訓練を探すのが簡便です。
職歴と関連する分野の職業訓練を選ぶこと
職業訓練を選ぶときは、いままでの仕事で力不足だった能力・スキルを伸ばすことが動機として自然です。相談しやすくなります。
たとえば、職業訓練「ウェブクリエイター 養成科」の動機なら、「前の仕事では、ウェブの知識があればもっと会社に貢献できたと思います。だから、転職のためにウェブクリエイター 養成科を受講したいのです。」という具合に説明できます。
逆に、職歴と全く関係のない未経験分野の職業訓練を志望すると、その動機を説明するのがより難しくなるでしょう。
話がややこしくならないように、自身の職歴と関連する分野の職業訓練を選ぶのが良いです。
失業認定申告書 記入例
- 求職活動の方法:(ア)
- 活動日:職業訓練相談をした日付
- 利用した機関の名称:職業訓練相談をしたハローワークの名称
- 求職活動の内容:「職業訓練相談」
職業訓練校の申込書の対処
- 職業訓練に申込みしないときは、そのまま申込書を提出しなければよい。
- 職業訓練に申込みしなくても、相談したことが実績になる。
- 職業訓練相談の履歴はハローワークのデータに残る。
職業訓練に申込みしなくても実績
職業訓練相談を受けると、職業訓練校の申込み書を出してくれることがあります。
でも、別に申込みしなくても構いません。その場合は、申込書をハローワークに提出しなければよいだけです。
ただし、職業訓練相談の履歴は残る
職業訓練相談の履歴は、ハローワークのデータに残ります。
相談が2回目になると、「前に別の職業訓練について相談されてましたね。それはどうなったんですか?」と聞かれることがあります。
求職活動実績が目的の場合は、ある程度(1~2か月)は期間をあけて利用するのが良いでしょう。
私は2回目の相談のときに「前回、IT関係の訓練相談をしたみたいですね。」と実際に聞かれました。職業訓練について何度も相談することは不自然であり、相談員に不信感を持たれてしまいます。
職業訓練相談する時間がないとき
職業訓練相談に行く時間がないときは、転職サイトを利用して実績にする方法もあります。
- 転職サイトで求人に応募する方法:1社への応募が求職活動実績1回になる。2社に応募すれば2回の実績になる。失業認定まで時間がないときに有効。
- 転職サイトでセミナーを受講する方法:1回の受講が求職活動実績1回になる。申込みから数日で受講できるので、失業認定まで時間的余裕があるときに有効。
まとめ
- 相談する職業訓練は、一般教育訓練(パンフレット)の中から探す。
- 自身の職歴に関連する職業訓練を選べば、動機を説明しやすい。
- 短時間で相談が終わる質問方法は、訓練校の応募倍率(人気度)について質問すること。
- 相談の履歴はハローワークのデータに残るので、期間をあけて利用する。
- 職業訓練相談に行く時間がないときは、転職サイトを利用して実績にする方法もある。転職サイトで求人に応募する方法なら、1社への応募が求職活動実績1回になる。転職サイトでセミナーを受講する方法:1回の受講が求職活動実績1回になる。