看護師の求職活動の方法【失業保険の実績にもなる活動方法】

失業保険の受給に必要な求職活動実績は、次の方法で実績をつくれます。

  • 求人への応募
  • ハローワークで相談
  • セミナーを受講

もっとも手軽な求職活動は、ネットで求人に応募する方法です。1回の応募を求職活動実績1回分として申告できます。

看護師の求人は、一般的な転職サイトでは募集を見つけにくく、医療業界・看護師専門の転職サイトで求人を探せます。

この記事では、看護師の求職活動の方法について解説します。

正直めんどくさい求職活動実績の裏ワザ【面接不要5つの技】

看護師の求職活動の方法

看護師の求職活動として有効なのは、次の方法です。

  • セミナーを受講:転職サイトで受講できるセミナーを受講。1回の受講が1回の実績になります。
  • 求人への応募:自分で求人に応募できる転職サイトを利用して応募。1回の応募が1回の実績になります。
  • ハローワークで相談:ハローワークに出ている求人について相談窓口で相談。1回の相談が1回の実績になります。

失業保険を受給するための求職活動が面接を受けることだと思っている方も多いのですが、正しくは応募をすることです。

応募するだけで実績になるの?

『雇用保険受給資格者のしおり』に、求人への応募が実績になることが記載されています。失業認定申告書の3項目(2)「事業所の求人に応募したことがある…」の欄に応募先を記入すれば申告できます。

ハローワークで相談すると求職活動になります。ただ、ハローワークの求人は医療業界・看護職に特化していないので、求人の質には期待できないでしょう。

看護師の転職サイトが実施しているセミナーを受講する方法もあります。セミナーの受講が認定日に間に合えば実績にできます。

看護師の転職セミナー活用術【オンライン受講でも実績に!】
転職セミナーを実施しているところは少ないが、看護師専門の転職サイトが実施している。 オンライン(WEB)で受講できるので、時間がなくても家で受講できる...

セミナーを受講

公的機関や職業紹介事業者が実施するセミナーを受講すると、求職活動になります。

受講が完了したときに実績となり、1回のセミナー受講が求職活動実績1回分です。申込みした時点では実績にならないことに注意が必要です。

求職活動実績のためなら、医療業界の求職セミナーに限らなくてもよいでしょう。セミナーが求職に関する内容であれば構いません。

転職サイトのセミナーを受講する方法なら、セミナーが頻繁に開催されているので受講しやすいでしょう。

最近ではウェブでセミナーが開催されています。家で受講して実績にできます。

看護師の転職セミナー活用術【オンライン受講でも実績に!】
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求人への応募

看護師の転職サイトを利用して応募すると、求職活動になります。

応募したことが実績となり、1回の応募が求職活動実績1回分です。

応募だけ?面談はしなくていいんですか?

誤解されがちですが、求人への応募の時点で実績として申告できます。

一般の転職サイトでも構いませんが、看護師専門の転職サイトのほうが当然、看護の求人を探しやすいです。

看護専門の転職サイトとは

医療業界に特化した転職サイトには、自分で応募できる求人サイト(求人が公開されているもの)と紹介型の転職サイト(仕事紹介してもらえるもの)があります。

失業認定申告書の応募欄に、応募した機関(病院・診療所など)を記入して、「選考結果待ち」としておけば実績として申告できます。

また、その後の経過(面談・採用・不採用)は実績とは関係ありません。応募したことが実績だからです。

転職サイトのうち、自分で応募できる転職サイトはこちらのページで詳しく紹介されています。

看護師の求職サイト活用術【ネット応募でも活動実績に!】
看護師が失業保険の求職活動をするときは、医療・看護系の求人サイトを利用できます。スマホやパソコンで求人に応募して実績にできます。自分で求人に応募するの...

ハローワークで相談

ハローワークの相談窓口で求人について相談すると、求職活動になります。

相談したことが実績になり、1回の相談が求職活動実績1回分です。

相談が手短に済む方法は、求人票の内容について質問することです。

相談窓口の利用は、次の手順になります。

  1. ハローワークの受付でパソコン求人検索の利用を申し出る。
  2. パソコンで求人を探して、求人票を印刷する。
  3. ハローワークの受付に求人票を持って行き、相談を申し込む。
  4. 相談窓口で求人票を見せて、求人票の内容について相談する。

相談の終わりに、雇用保険受給資格者証に押印してもらえます。この押印が求職活動の証明となります。

相談では何を質問すればいいのか

相談が手短てみじかに済む方法があります。それは、求人票の応募人数について質問することです。

ハローワークの相談員は、ハローワークの求人について応募者数や内定者数を端末で調べることができます。

この求人票に、どのくらい応募者がいますか?

調べてみます。…応募者は3名で、内定者はまだいないみたいです。

ありがとうございます。家でじっくり検討してみます。

という流れで、相談を終えることができます。

ナースセンターとは

  • 中央ナースセンター:公益社団法人日本看護協会が運営。厚生労働省より、都道府県ナースセンターの中央機関として受託。
  • 都道府県ナースセンター:各都道府県に1つのナースセンターがあり、就業相談を行っている。ハローワークに相談員を出張して相談を行うこともある。
  • eナースセンター:都道府県ナースセンターのインターネット版。職業紹介をおこなっている。

ナースセンターでも相談や、ごくまれにセミナーを実施しています。ただ、求職活動実績になるかどうかをナースセンターで聞いてみた方が良いでしょう。

気を付けなければならないのはセミナーです。どんなセミナーでも良いわけではなく、求職活動実績にできるのは「求職活動方法等を指導するセミナー」となっています。

看護師としてのスキルアップや知識に関するセミナーは、求職活動実績にはできません。

求職活動実績にできるセミナーを受講したい場合は、転職サイトが実施するセミナーを受講するのが確実です。こちらのページで詳しく解説されています。

看護師の転職セミナー活用術【オンライン受講でも実績に!】
転職セミナーを実施しているところは少ないが、看護師専門の転職サイトが実施している。 オンライン(WEB)で受講できるので、時間がなくても家で受講できる...

まとめ

  • 看護師の求職活動として有効なのは、求人への応募、ハローワークでの相談、セミナーの受講。
  • 看護師専門の転職サイトを利用するのが、求職活動実績をつくる方法として簡便。
  • 求人への応募は、応募したことが実績になる。面談や採用・不採用は実績とは関係ない。
  • ハローワークの相談窓口で相談すれば、その相談が実績になる。
  • 転職サイトのセミナーを受講する方法なら、セミナーが頻繁に開催されているので受講しやすい。